名古屋芸術大学 令和5年度卒業制作

おきものたちの「話」

 
祖父母の家には多くの置きものがある。ものの目線を通し言葉を紡ぐことで、家のかつての風景、その家に住む人と、ものの関係を描けるのではと考えた。写真と、壁にものたちの「話」をシルクスクリーンで刻んだ。
 
作者名:大川彩香
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 ヴィジュアルデザインコース]
担当教員:遠藤一成・則武輝彦・片山浩・中村直永


Traveling with Cats

 
本作は「猫と一緒に泊まれるホテル」をテーマに掲げ、人間のホテルと猫のホテルを融合させ豊かな色彩とオリジナルのイラストを取り入れ、両方が安心して快適な雰囲気を楽しめる空間を創り出すことを目指しています。
 
作者名:程雯珺
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 イラストレーションコース]
担当教員:片山浩・佐久間友香


一人、感覚に漂ふ

 
記号的な情報に溢れる日常の喧噪から離れ、
感覚的な情報に触れる空間に身を投じることで一時的に心を静め、自己と向き合う機会を提供する作品。
 
作者名:河合百合香
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 メディアデザインコース]
担当教員:津田佳紀・竹内創・加藤良将


baked emotions

 
他者のエピソードを聴き、その時に抱いた感情に基づいて焼菓子のレシピを作成し、焼菓子を制作した。出来上がった焼菓子を見たり食べたりして、感情を新しい視点から捉える研究を行った。
 
作者名:野間陽代里
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 メディアコミュニケーションデザインコース]
担当教員:臼井拓朗


余想

 
忙しなく過ぎ去る現代社会に対し、スローダウンを日常に取り入れ心に余白を持たせる「余想」を提案する。展示では、10種の余想を紙の束に隠された言葉を探す過程とともに提示し、「余想」を実際に体験してもらう。
 
作者名:川部羽瑠香
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 ライフスタイルデザインコース]
担当教員:萩原周・小粥千寿


【バトルホビー】
インセクトキメラー

 
虫のキメラをつくり、操作して戦うマッドバトルホビー!相手のキメラを操作不能にする「ダウン」と相手のキメラを破壊する「ブレイク」2パターンの勝ち方があるぞ!カスタマイズとコントロールで勝利を掴み取れ!!
 
作者名:守屋龍成
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 インダストリアル&セラミックデザインコース]
担当教員:後藤規文


capreca

 
caprecaは2034年の日本のα世代をターゲットにしたモビリティ。溢れかえる情報から逃れる「隠れ家」としての空間のデザインを考案。「木漏れ日」をキーワードにデザインや1/4モデル、VRを制作した。
 
作者名:組谷凌我
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 カーデザインコース]
担当教員:片岡祐司・田中昭彦


Blind Chair

 
家族と映画を見る時、ゲームをする時、価値観の違いで自分だけが感情的になる、セクシーなシーンが流れるとどんな顔をすればいいか分からない、そんな時、一緒の空間を楽しみつつも表情だけを隠してくれる椅子です。
 
作者名:黒木星冶
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 スペースデザインコース]
担当教員:西岡毅


最愛

 
モチーフは『生と死』『命の儚さ』から亡くなった愛鳥への弔いとその亡くなった命がどこまでも幸せでいられるようにという見送りの気持ちを込めた。愛へ向けての弔いと旅立ちへ、目一杯の花畑と共にこの先の幸せを。
 
作者名:中瀬萌香
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 メタル&ジュエリーデザインコース]
担当教員:米山和子


favorite complex

 
自分の癖毛が嫌いだった。コンプレックスを隠していたい気持ち。裏腹に、コンプレックスも個性だと肯定したい気持ち。そんなジレンマを抱えたまま大人になった。
技法:綴織
素材:ウール糸・綿糸・アクリル糸・装飾糸
 
作者名:石橋実祐
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 テキスタイルデザインコース]
担当教員:扇千花・貝塚惇観


寿司共々々

 
“地を這い、猛々しく歌う漆黒の踊り子よ!” (作品冒頭より抜粋) “登場人物(ほぼ)全員寿司”な戯曲作品「寿司共々々(すしどもどもども)」をメインとした展示です。テーブルは軍艦巻きをイメージしました。
 
作者名:松岡智晴
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 文芸・ライティングコース]
担当教員:村田仁